2010年
3月
10日
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01:00
Europe/Amsterdam

ダイムラー、タタモーターズの株式を売却

         3億ユーロのキャッシュインフローを獲得
                  インドではダイムラー・トラックおよびメルセデス・ベンツ・カーズが好調、事業を拡大へ
         ダイムラーとタタの良好な関係には影響なし
ダイムラーAG39日、保有するインドの自動車メーカー、タタモーターズの全普通株(タタモーターズ株式の5.34%)を、資本市場を通じてさまざまな投資家グループに売却しました。タタモーターズの株価は昨年を中心に大幅に上昇していることから、ダイムラーは今回の売却により約3億ユーロという多額のキャッシュインフローを獲得することになります。この取引はEBITに対して約26,500万ユーロの増益要因となり、2010年第1四半期の決算に計上されます。
 
現在ダイムラーはインド乗用車および商用車市場の成長力を活用するうえで非常に良い状況にあり、インドにおける独自の事業を引き続き強化しています。これにともない、タタモーターズへの資本参加の必要がなくなったことから、今回、タタモーターズとも十分協議の上で保有する同社株式を売却したものです。両社の関係はきわめて良好であり、この売却による影響はありません。
 
大きな成長の可能性を持つインド市場
 
インド経済は、世界規模の金融危機にもかかわらず、活況を呈しており、インド自動車業界は社会の急速な発展に対応する必要に迫られています。ダイムラーではこうした成長機会を捉えるべく、乗用車・商用車両部門の事業強化を進めています。
 
メルセデス・ベンツ・カーズ
 
メルセデス・ベンツは、100%出資子会社のメルセデス・ベンツ・インディアが1995以来、インド国内のプネーでメルセデス・ベンツ乗用車および商用車の生産を行っているほか、20092月にはメルセデス・ベンツEクラスおよびSクラスを生産する新工場を同市に開設、また、25都市に販売店およびサービスセンターを展開するなど、インド国内にしっかりと根付いています。
 
 
2010年も販売は好調で、1月と2月の合計販売台数は前年同期の倍に当たる800台となりました。また、今年は新型Eクラスの発売によるいっそうの販売拡大も期待でき、市場シェアの獲得と2ケタ成長の達成を目指しています。なお、インド国内での昨年のメルセデス・ベンツの販売台数は3,200台以上となりました。
 
ダイムラー・トラック
 
BRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)では商用車需要にとくに大きな伸びが期待されることから、ダイムラー・トラックではインドを将来の主要市場の1つと考えています。ダイムラー・インディア・コマーシャルビークル社(DICV)では2010年初め、ふそうブランドの商用車マーケティング事業を引き継ぎ、20101月、初めてのふそう車をインドのお客様へ販売しました。
 
ダイムラー・トラックにとって、インドは急成長市場であるだけでなく、まったく新しい世代の商用車を生み出すカギとなる市場でもあります。このことから2009年には、生産子会社としてダイムラー・インディア・コマーシャルビークル社(DICV)を設立、現在インド南東部のチェンナイで新工場の建設を進めています。この新工場はまず新ブランドによるインド国内向け小型、中型、大型商用車量販車種の生産を2012年よりスタートし、その後、他の新興市場向け輸出車種の生産に入る計画です。ダイムラーではこうした乗用車および商用車事業に加え、1996年、ダイムラーの拠点としてドイツ国外で最大規模を誇る研究開発センターをバンガロールに設立しました。