2010年
3月
26日
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01:00
Europe/Amsterdam

メルセデス・ベンツAクラス、Bクラス: 累計販売台数250万台を達成

ヨアヒム・シュミット:「 メルセデスAクラス、Bクラスは新しい標準を打ち立てた。次世代モデルにより新しい市場で成長を図りたい」
・ コンパクトモデルのラインアップを2モデルから4モデルに拡大へ
・ 代替駆動システムを搭載したAクラスE-CELLおよびBクラスF-CELL

2010年3月、メルセデス・ベンツのコンパクトモデル、AクラスおよびBクラスの累計販売台数が250万台を達成しました。メルセデス・ベンツ・カーズ営業/マーケティング責任者のヨアヒム・シュミットは「Aクラス、Bクラスはプレミアムコンパクトカーに新しい標準を打ち立てたモデルであり、メルセデスは今後もこのセグメントにおける優位性をいっそう強化していきたいと考えています。新しいお客様を獲得するとともに、次世代モデルにより新市場で成長を図っていきます」と述べています。メルセデス・ベンツでは2011年末にも、コンパクトモデルのラインアップを従来の2モデルから4モデルへ拡大します。新世代モデルでは、広い室内スペースなど、これまでAクラス、Bクラスのお客様に好評をいただいている特徴を継承しながら、新しいモデルバリエーションやコンセプトを導入し、新たな性格付けも行っていきます。
 
代替駆動技術のパイオニア

メルセデス・ベンツでは、コンパクトモデルのAクラスE-CELL(2010年より生産開始予定)とBクラスF-CELL(2009年より生産開始)により、代替駆動システムのパイオニアとなることを目指しています。AクラスE-CELLは当初、およそ500台の小規模生産を行い、4年間のリース販売を行う予定です。電源には最新のリチウムイオンバッテリーを採用し、航続距離200km以上を実現し、他のすべての電気自動車と同様に主に市街地走行に適したモデルとなります。一方、メルセデス・ベンツBクラスF-CELLの電気駆動システムは電源に燃料電池を採用し、燃料を車内に積み込んで走行することから、航続距離は約400kmと、市内でのゼロエミッション走行と長距離走行の両方に対応しています。初回生産は約200台で、年内に欧州および米国へ納入の予定です。


Bクラスは中国で好調な滑り出し

Aクラス、Bクラスはとくに欧州で人気が高く、最大市場の本国ドイツに続いて、イタリア、フランスが主要な市場となっています。最近は成長著しい中国市場においても、2009年初めの発売以来Bクラスの累計販売台数がすでに6,400台に達するなど、好調なスタートを切りました。

次世代モデルの生産ネットワーク

Aクラス、Bクラスの次世代モデルの生産には、メルセデス・ベンツの生産ネットワークを活用します。メルセデス・ベンツのコンパクトモデル向け生産拠点には、1997年からAクラスを、ま2005年からBクラスを生産しているラシュタット工場がありますが、ダイムラーでは6億ユーロを投資し、この工場の生産能力拡大を進めています。コンパクトモデルの生産拠点としてはこのほか、総工費8億ユーロをかけ、ケチケメート新工場(ハンガリー)の建設にすでに着工しています。