2011年
7月
22日
|
02:00
Europe/Amsterdam

メルセデス・ベンツSクラスに新開発エンジンを搭載

最新鋭の3.5リッターV6直噴エンジン(S 350)、4.7リッターV8直噴ツインターボエンジン(S 550)と高効率トランスミッション「7G-TRONIC プラス」の組み合わせ、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ)により、動力性能向上と大幅な燃費低減を実現。
S 350は同セグメントガソリンエンジン搭載車初のエコカー減税対象車認定を取得
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:ニコラス・スピークス、本社: 東京都港区)は、メルセデスの最高級セダン「Sクラス」を一部改良、最先端エンジン技術を駆使した新開発V型6気筒/V型8気筒直噴エンジンを搭載し、走行性能と燃費経済性、環境適合性を大幅に高めたS 350 BlueEFFICIENCYS 550 BlueEFFICIENCYS 550 BlueEFFICIENCY ロング」S 550 4MATIC BlueEFFICIENCY ロング」を、本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売いたします。
新開発3.5リッターV6気筒直噴エンジン (S 350)
S 350 BlueEFFICIENCYに搭載される新開発3.5リッターV6直噴エンジンは、最先端の直噴エンジン技術「BlueDIRECTテクノロジー」を駆使し、希薄燃焼(リーンバーン)と理論空燃費による均質燃焼、成層燃焼と均質燃焼を組み合わせた均質成層燃焼の各燃焼モードを切り替え、すぐれた燃焼効率と出力・トルクの向上を実現しています。さらに最新の高効率7速AT「7G-TRONIC プラス」や「ECOスタートストップ機能」(アイドリングストップ)もあいまって、高速走行から市街地走行にいたるまで、燃費経済性、環境適合性を大幅に高めました。これにより、S 350は同セグメントのガソリンエンジン搭載車として初めてエコカー減税対象車の認定を受けています。
・ 最高出力225kW(306PS)、最大トルク370Nm/3,500~5,250rpm (従来モデル比:出力+25kW/+34PS、最大トルク+20Nm)
・ 51%の燃費向上、平成22年燃費基準+25%、平成21年排出ガス基準75%低減レベルを達成。
・ 新開発ピエゾインジェクター(最大圧力200bar)とスプレーガイド式燃焼システムの第3世代直噴システムによる、1万分の1秒の反応速度で1回の吸気行程に最大5回の燃料噴射を実現
・ 1千分の1秒以内に最大4回のスパークを発生させるMSI(マルチスパーク・イグニッション)システムにより、従来よりも大きなプラズマ拡散を発生、ピエゾインジェクターと併せ燃焼時間を約4%短縮。
・ エンジン負荷に応じて、希薄燃焼(リーンバーン)と理論空燃費による均質燃焼、さらに成層燃焼と均質燃焼を組み合わせた均質成層燃焼の各燃焼モードを制御
均質成層燃焼(HOS):
均質希薄燃焼と従来の成層燃焼を組み合せたもの。スロットルバルブが開いている場合、最初の燃料噴射は吸気行程で行い、均質な基本混合気を生成。実際の「成層」噴射は点火前の圧縮行程で行い、特性マップに応じて 1 回または 2 回噴射。
均質スプリット( HSP ):
燃料の 95 %以上を1回または複数回で噴射した後、きわめて微量な点火噴射を行い、燃焼を安定化させる均質燃焼モード。燃焼の条件が厳しい場合
(高負荷・高回転)に使用。
・ Vバンク角を従来の90度から60度に変更しクランクシャフトに発生する二次振動を低減。バランサーシャフトが不要となり、スムーズかつ優れた静粛性を実現
・ 新開発のチェーンドライブシステムを採用。2本の短い2次チェーン(各シリンダーバンクに1本)を1次チェーンと中間スプロケットを使って駆動するもので、3本のチェーンそれぞれをチェーンテンショナーにより個別に調整することにより、張力が小さく、チェーンの動きが少なくなったことで、正確なタイミングと騒音の低減を実現するとともに、摩擦もさらに低減
・ クランクケースとシリンダーヘッドをアルミニウム製とするとともに、コンパクトな
設計や樹脂パーツの使用によりエンジンを軽量化
新開発4.7リッターV8直噴ツインターボエンジン (S 550、S 550 ロング、S 550 4MATIC ロング)
S 550 BlueEFFICIENCY(ロング、4MATIC ロング含む)に搭載される新開発V型8気筒エンジンは、排気量を従来の5.5リッターから4.7リッターにダウンサイズしながら、綿密な燃料噴射を行なうピエゾインジェクターを用いたスプレーガイデッド・ガソリン直噴式燃料噴射システムと1千分の1秒以内に点火スパークを最大4回発生するマルチスパーク・イグニッション、ツインターボチャージャーなど最先端テクノロジーを駆使し、従来モデルに比べ大幅な性能アップと燃費向上を両立しています。最高出力320kW/435PS、最大トルク700Nm(従来モデル比:出力約+35kW/+48PS、最大トルク+170Nm)の圧倒的な性能を発揮しながらも、燃費は約33%向上しています。
 
ECOスタートストップ機能付き7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONICプラス」
(S 350、S 550、S 550 ロング、S 550 4MATIC ロング)
スムーズな変速と高効率が定評の7速AT「7G-TRONIC」を、燃費性能と快適性の両面から進化させた最新鋭トランスミッションが「7G-TRONICプラス」です。新設計のトルクコンバーターと油圧回路、粘度の低いトランスミッションオイルを採用することにより伝達ロスを低減し、すばやいレスポンスといっそうスムーズな変速、さらに燃費向上に貢献しています。また、車両が停止すると同時にエンジンを停止し、発進時に即座に再始動するECOスタートストップ機能(アイドリングストップ)を新たに加え、市街地走行における無駄な燃料消費を抑え、燃費の大幅向上とCO2排出量の低減を図っています。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
モデル
ステアリング
メーカー希望小売価格 (  )内は消費税抜き車両本体価格
S 350 BlueEFFICIENCY (3.5L V6直噴)
左/右
¥10,650,000 (¥10,142,858)
HYBRID (3.5L V6 + ハイブリッド)
¥12,700,000 (¥12,095,239)
S 550 BlueEFFICIENCY (5.5L V8直噴ツインターボ)
左/右
¥13,750,000 (¥13,095,239)
HYBRID long(3.5L V6 + ハイブリッド)
¥14,050,000 (¥13,380,953)
S 550 BlueEFFICIENCY long (5.5L V8直噴ツインターボ)
左/右
¥15,250,000 (¥14,523,810)
S 550 4MATIC BlueEFFICIENCY long (5.5L V8直噴ツインターボ)
¥15,850,000 (¥15,095,239)
S 600 long (5.5L V12 ツインターボ)
¥20,500,000 (¥19,523,810)
S 63 AMG long (5.5L V8 ツインターボ)
左/右
¥22,920,000 (¥21,828,572)
S 65 AMG long (6.0L V12ツインターボ)
¥30,400,000 (¥28,952,381)
* 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
なお、パワートレインを変更したSクラスにも、メルセデス・ケア(3年間走行距離無制限の無料修理・無料メンテナンスと24時間ツーリングサポート)が適用されます。また、メルセデス・ケアの一般保証および24時間ツーリングサポートを有償にて最大2年間延長するプログラム「My Mercedes サポート」もご用意しております。