2011年
11月
30日
|
01:00
Europe/Amsterdam
メルセデス ・ ベンツの新型リサーチカー、 F 125!
メルセデス ・ ベンツの新型リサーチカー、 F 125!
テクノロジー
排出ガスゼロで軽やかな走りの喜びを満喫できる
ホイールにマウントした4個の強力な電気モーターで走る F 125! は、 メルセデス ・ ベンツが掲げる「魅惑と責任」のコンセプトをダイナミックな形で具体化したリサーチカーです。きわめて大きな余裕あるパワーにより、あらゆるシーンに軽やかに対処でき、しかも排出ガスをまったく排出しません。
メルセデス・ベンツの高度な燃料電池技術を採用した電気駆動システムにより、きわめて大きな走りの喜びを持続的に届けます。モーターを動かす電力は車内でまかなわれており、燃料電池が水素と酸素の化学反応により発電を行うほか、 ブレーキ時に失われるエネルギーを効率よく回収する機能も利用しています。燃料電池の化学反応で排出されるのは混じり気のない水蒸気のみです。総合航続距離は先進ディーゼル車と同等レベルを達成しています。 F 125! の電気駆動関連部品は高い性能を達成しており、高度に拡張可能なメルセデス・ベンツ・モジュール型電気駆動システムのすぐれた多用途性を実証するモデルとなっています。
高度な車両アーキテクチャー
メルセデス ・ベンツの新型リサーチカー、 F 125! では燃料電池スタックをフロントボンネット内の中央に置く一方、小型電気モーターを前後アクスル部のホイールに近い位置に設置しています。容量約7.5kgの水素タンクはセンタートンネル部(フロントシートとフロアアッセンブリーの間)に設置され、事故時の衝撃からもしっかりと守られています。
金属有機構造体 : 未来の水素タンク
金属有機構造体(MOF)は、数多くの、つねに同一の基本部分からなる多孔性固体で、 モジュールのように自由に組み合わせることができます。構造構成単位(SBU)と呼ばれる節点から成り、これらの節点をつなぐ結合部がリンカーと呼ばれる有機分子となっています。こうした構造原理から比表面積がきわめて大きな固体が得られるため、 貯蔵容量が非常に大きな水素タンクを実現することができます。
小型でフレキシブルな大容量タンク
現在の研究段階で1gあたりの内部表面積が1万m²と巨大な広さをもつMOFは数多くの用途が考えられます。燃料電池のガスクリーナーやF 125! の場合のように、気体(F 125! では水素)の貯蔵媒体としても適しています。 MOFは加圧容器(30 〜 80バール)として利用できますが、貯蔵密度を高くする場合は77ケルビン { 零下約196°C、水素の沸点(20ケルビン=零下約253°C)よりかなり高温}の低温タンクとしても使えます。MOFはこうした特性に加え、基本的に形が自由に作れることから、車両の条件に適した位置を選んで設置できます。このため、将来的にはボディ構造内に自由に設置できるようになると考えられます。この方式には次のメリットがあります。
・ 形状の自由度から取り付けスペースを低減できるため、パッケージングに余裕が生
まれ、室内スペースを拡大することができます。
・ 取り付け位置を低くできるため重心が低くなり、ハンドリングや運動性能にプラスの
効果を及ぼします。
・ボディシェル構造に完全に一体化することで、衝突安全性、動作安全性を最大限
に高めることができます。
高エネルギー密度を実現したリチウムサルファバッテリー
リアシートの後ろに設置したリチウムサルファバッテリーは、エネルギー容量10kWhです。 “インテリジェント” 充電ステーションで誘導充電できる便利なもので、充電プロセスはスマートフォンで確認や管理ができます。リチウムサルファバッテリーが自動車に適用できるかどうかについてはまだ研究が必要ですが、その最大の利点はエネルギー密度が高いことで、このため現在のバッテリーに比べて小型で高効率のエネルギー貯蔵が実現できます。 F 125! の設計にあたっては、量産開始時期までにこのバッテリーのエネルギー密度を最大350Wh/kgまで高めることができると想定しました。これは現在のほぼ倍にあたる値ですが、この技術の真の可能性を解明するには基礎研究が必要で、現時点での評価は困難です。
このように、F 125! はラグジュアリークラスの燃料電池車を実用化に向けてさらに大きく前進させるものとなっています。このメルセデス ・ ベンツのリサーチカーは大型ラグジュアリーカーを市場性と環境対応を実現しながら、社会的責任を果たす形で作り出すまったく新しい未来の方法を示しているのです。
スポーツカーのDNA を受け継ぐツーリングセダン
電気モーター4個を搭載することで、運動性能面で数多くのメリットが生まれています。このe4MATIC方式がもたらす卓越したパフォーマンスについては、SLS AMG E-CELLスーパースポーツカーでもすでに実証されましたが、F 125! ではそのリアエ ンドモジュールを改良して採用しました。フロントアクスルは新設計とすることで、電気駆動システムのフロントアクスルへの統合に新しい展望を開きました。駆動コンポーネントの位置は重量配分が最適となるよう、そしてまたアクティブトルクベクトリングにより、各ホイールへのオンデマンド型パワー配分が行われるように考慮して決められています。
ホイール別のヨーダンピングを備えた電子制御4輪駆動は、つねに最大のトラクションを実現するほか、高速時の操縦安定性を向上させます。 ただし、俊敏なコーナリングの場合は、ホイール別の介入によりヨーレートを精密に上昇させることでステアリングレスポンスを高めるとともに、ステアリングを軽くします。 さらに、この駆動方式は各ホイールにおける回生ブレーキのきわめて高い効率を実現できるほか、クロスウインドスタビリゼーションや荷重変化への反応抑制を可能にすることで、コーナリング時のハンドリングを向上させます。このためASR (アクセレレーション・スキッドコントロール)による介入は不要となります。
最高に快適な走り
1901年発表の現代的な乗用車、メルセデス・シンプレックスを導入して以来110年をへて、メルセデス・ベンツはいま再び、未来を開く画期的なクルマのコンセプトを発表しました。排出ガスゼロのF-CELLプラグインハイブリッドシステムを備えたスポーティかつ快適なツーリングセダン、 F 125! です。このコンセプトは、未来の技術動向を先取りするとともに、それに見合った車両構造を提示しています。
F 125! は電気自動車として初めてエアサスペンションと連続可変ダンパーを搭載しており、快適性、運動性能、燃費経済性の間に最適なバランスを実現しています。このシステムはサスペンションの高さを車速やクルマの状態に応じて調節することができ、高速道路走行時に空力特性を高めるなどの効果を発揮します。
また、前後アクスルにはアクティブトルクベクトリングを搭載し、最大限のトラクションと運動性能を実現しています。変速は前後アクスルに1速ギアを採用し、最高速度までスムーズかつ快適に加速できます。このサスペンションシステムの技術的メリットの1つとして、フロントアクスルの駆動モーメントに対する特別補正機能が挙げられます。
これにより、駆動および回生ブレーキがステアリングに及ぼす影響がほぼ完全に除去され、 ピッチが大きく軽減されます。
ボディシェル ・コンセプト
材料の高度な組み合わせで効果を高めた軽量構造
未来のクルマでは軽量構造を実現することが、燃費低減に大きく寄与することになるはずです。 メルセデス ・ ベンツはこの面でも包括的なアプローチを採用し、あらゆる手段を使って車体を軽量化することで燃費経済性と効率を高めることを目指しています。そこで重点を置いているのが、車重の大きな部分を占めるボディシェルです。
メルセデス ・ ベンツはすでに自動車メーカーの中でもアルミニウムの使用量が最も多いメーカーに属していますが、自動車の発明者としての自負からアルミニウムだけに依存することを意識的に避け、 さまざまな金属やプラスチックを必要に応じて組み合わせる柔軟な方針を採っています。この面でメルセデス ・ ベンツが持つノウハウの水準の高さは、生産技術や新素材分野で数多くの特許を取得していることからも裏付けられます。すべての新開発技術のうち、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の利用や環境適合型製造プロセスなど、軽量構造関連材料や生産プロセスに関連するものが14%を占めているのです。CFRPについては量産の多くの面ですでに長年利用してきています。現在のメルセデス・ベンツでは、バスやウニモグから AMG モデルにいたる幅広い製品にこのCFRPを採用しています。
コンポジットCFRP材料、 アルミニウム、高張力スチール合金
F 125! では、繊維強化プラスチック (FRP)に、炭素繊維強化プラスチック(CFRP) 、 軽金属、高張力スチール合金、それに、要求事項を達成すべく精密に設計されたハイブリッド材料を高い比率で組み合わせることで、きわめて幅広い用途を実現しました。 メルセデス・ベンツの軽量構造担当者は、 CFRPを集約的に使用することで、ボディシェルの重量を約250kg まで軽量化することに成功しました。これは現在量産されている同等モデルより約 40%も低い値です。
同時に安全性も大幅に向上しました。例えば、ガルウィングドアの自立構造には CFRP によるモノコック構造を採用し、必要に応じて CFRP を 4〜16 層に重ねて使用しています。さらに、ガルウィングドアは衝突感応型 PRE-SAFE® 構造を搭載しています。この大面積の側面衝突保護装備は SRS エアバッグと同様にセンサー制御で膨張して側面衝突時の安全性を高めるもので、 メルセデス・ベンツの実験安全車ESF 2009 に初めて搭載されました。衝撃部位の体積を拡大することで変形経路が延長されるため、設計の上で妥協することなく、衝突エネルギーの分散 ・吸収を改善することができます。
ドアは適切な軽量構造を採用することで、ガス封入ストラットや、美観を損なう長いレバーアームが付いたヒンジなどが目に入らない取り付けが可能になりました。すなわち、ガルウィングドアの開閉はルーフに完全に一体化した電気油圧式アクチュエーターで行われ、これを支えるガス封入ストラットも目に入らないよう設置しています。前後のサイドメンバーは 100%CFRP 製とし、スチール構造の場合に比べてエネルギー吸収量を約 5 倍に高めました。
CFRPを高度利用 : 安全上の重要部位を中心に
フロントの屈曲・支持構造はハイブリッドCFRPサンドイッチ工法による耐荷アッセンブリーとなっています。 ドアシルやリアエンド、引き出し式ラゲッジルームは、表面を炭素繊維で仕上げています。またシート構造もCFRPを多用することで重量を大きく減するとともに、シートベルトをシートへと一体化しています。
水素タンクを備えたフロアアッセンブリーについては、主に超高張力スチール合金やアルミニウムを繊維強化プラスチックと組み合わせて使用しています。 Aピラーには、生物工学的に最適化を施した金属とプラスチックのハイブリッド構造を採用しました。 ファイアウォールとフロアアッセンブリーのセンターコンソール部をつなぐフロントの衝撃分散経路には、きわめて剛性の高いハニカムサンドイッチ材料を用いています。
すぐれた乗降性と快適性をクーペスタイルで実現
F 125! は 、ホイールベースが3,333mmときわめて長いうえにドアがボディサイド全体にわたって大きく開くため、きわめて容易に乗降できます。ちなみに現在のSクラス ・ ロングモデルのホイールベースは3,165mmとなっています。サイドウインドウも全体が一体として完全格納できるため、室内がきわめて広いだけでなくクラシッククーペのような走りの喜びが満喫できます。
テレマティクス/操作 ・表示方式
未来を開くインフォテイメントシステム
F 125! に採用した“@yourCOMAND”は、メルセデス ・ ベンツの今後のテレマティ クスのあり方を示すもので、次のような未来型機能を備えています。
・ Natural Handling (自然な操作) : 多くの操作を自然な発音の言葉で行うとともに、タッチ
操作や直観的な手振りも補助的に利用します。
・ Seamless Experience ( スムーズな接続 ) : マルチメディアシステムがなめらかに、 そして
横断的にネットワーク化されており、社会的インタラクションを 実現します。しかも不注意
運転につながるおそれはありません。
・ Remote Convenience ( 便利なリモート操作 ) : 車両とマルチメディアシステム、それにすべ
てのアプリケーションとコンテンツを遠隔操作で完全に設定できます。
・ Sensory Perfection (すぐれた画質 ・音質 ) : ハイレベルの音響と明るい個別ディスプレイ
による高解像度映像が楽しめます。
クルマがインタラクティブなパートナーに
F 125! は自然な話し言葉と手振りを「理解」し、ドライバーと乗員のためにつねに心を配る「パートナー」となります。 ドライバー適合性および操作安全性を最大限に高める観点から、「話し言葉」と直感的な「手振り」やタッチ操作によってフレキシブルにクルマと対話する操作方式を実現したのです。 F 125! の音声認識システムは、認識精度をできる限り高めるため車載音声認識と(常時接続による)インターネット音声認識の両方を利用しています。ナビゲーションの利用や最新ニュースの入手、SMS、電子メール、Facebookメッセージの送受信、装備の更新、 エンターテイメントメディアの選択など、すべての操作を自然な発話で命じて実行させることができます。
対象となる操作の範囲は現在のシステムをはるかに上回るもので、気になる株式銘柄の最新の相場をリクエストする(「ダイムラーの現在の株価は?」)、文脈に沿った問い合わせをする(「アナリストの今後の動向予測は?」)、そのときの気分にあった音楽を選ぶ(「ロマンチックな曲を!」)、受信メッセージを読み上げ返信するといった操作を、ステアリングから手を離すことなく行うことができます。
Seamless Experience (スムーズな接続) : 人とクルマが完全に一体化
主にクラウドを利用する機能を搭載することで、F 125! はいつでもあらゆるメディアやサービスを提供できる、初の本格的かつ包括的な「通信拠点」となりました。情報のやりとりはコンセプトの不可欠な一部となっており、走行中に阻害されたり、中断されたりすることはありません。 このため、ユーザーの「デジタルライフスタイル」は、多くの場合車内においても円滑に、しかも安全に続けて楽しむことが可能になります。
常時クラウド接続によって、日常使っているあらゆるメディアが円滑に利用できます。例えば、前日自宅で聴きはじめたオーディオブックの朗読を中断した箇所から車内で続けて聴いたり、朝食時に選んでおいた音楽やテレビ番組を続けて視聴したり、着信したメッセージを読み上げたりすることができるのです。
常時接続、常時更新
F 125! のインフォテイメントシステムはすべて連携したクラウドを利用しているため、ネットワーク上のデータだけでなく、機能も利用することが可能となりました。例えば、音声認識や、ニュースを対象にフィルタリングをかけて検索する機能が実現しています。また、異なる通信機器、娯楽機器間の同期はやっかいな作業ですが、これもまったく不要となっています。あらゆる情報、プレイリスト、住所録、to doリスト、日記などがすべて常時最新の状態に保たれ、走行中もれなく利用できます。
インテリジェントヘッドユニット : みずから思考するインフォテイメント
未来のCOMANDは与えられたデータに反応するだけでなく、予見的に対応するものとなります。例えば、音楽再生をスタートする前に交通情報を確認したり、メッセージの検索を行ったりすることができるようになります。また、目的地に到着する前には気象情報が流れます。クルマがみずからクラウドにアクセスすることで、例えば仕事で急を要する用件をSMSで送ることができない場合他の方法を提案するなど、ドライバーの負担を軽減してくれるようになるのです。
新しい次元のソーシャルネットワーク
また、 F 125! は外部との通信やソーシャルネットワークの利用においてもまったく新しい次元を開きました。これを実現したのがソーシャルコミュニティアシスタントです。運転中に着信を受ける相手や送信相手をドライバーだけが設定できる機能です。例えば、「友人や家族には現在の位置や予想到着時刻をつねに知らせる」、「週末は仕事の電話やニュースは遮断する」といった選別が行えます。
気分に合わせて : 高度なカスタマイズ機能とすぐれた快適性
以前はカスタマイズは操作がめんどうで、不満を残すものでしたが、F 125! では個人別の設定がすばやく簡単に行えるMoods機能を採用しました。音楽やクライメートコントロールの全設定項目、通信機能が簡単かつ直感的に設定できるこのMoods機能は、ドライバー適合性および安全性の向上に役立ちます。
Remote Convenience (便利なリモート操作) : 離れたところから調節、探しもの、機器操作
F 125! はつねにネットワークに接続しているため、「クラウド」の不可欠な一部となっています。 これによりアクセス許可を付与されたユーザーはいつでも車両専用ホームページにアクセスし、燃料残量や次回メンテナンス予定、燃費などのデータを見ることができます。また、家庭のPCやスマートフォンを使っても、車載ナビゲーションやエンターテイメントシステムの遠隔設定や、座席ごとの個別温度設定操作を簡単に行うことができます。
Object Spotter機能では、 コンピュータまたはスマートフォンを使って車内に置いたモノを探し出し、対応機器については操作することもできます。例えば、うっかり車内に携帯電話を置き忘れても、電話着信やメール受信が確認できます。この未来の物体認識技術を使えば、荷物や衣服、 チャイルドシート、傘などもいつでも簡単に見つかります。
Alert機能は自宅を離れている場合のセキュリティと利便性を高めるもので、駐車したクルマのドアやトランクが開いていたり、マークした物品が車内から持ち出されたり、クルマそのものが移動されたりした場合、 ただちにスマートフォンに警告メッセージが送信されます。
Sensory Perfection(すぐれた画質・音質): 完璧にまで高めた映像と操作の自然さ
F 125! では大型高解像度ディスプレイを複数採用しており、インストルメントクラスターを立体表示する裸眼3Dディスプレイをドライバーの視野内に設置しています。このディスプレイは必要やドライバーの好みに応じて、情報をクラスターごとに表示することができます。 この立体映像は人の眼が持つ性質を利用したもので、全体が見やすくなるうえに、疲れにくいのが特長です。ディスプレイの操作は、ステアリングに内蔵した2つのタッチパッドで行います。
ディスプレイ面は、センターコンソール上部でインテリアの曲面となめらかに融合しています。 この「ヘッドユニット」はプロジェクタービーム技術を採用し、運転席から容易に手が届く3Dセレクトパッドにより操作します。指をパッド面に触れなくても、数ミリ浮かして動かすだけで認識できるこのパッドはより安定した表示と操作を実現します。このヘッドユニットに加え、一体型セレクションバーでもインストルメントクラスターとリアビューディスプレイの選択が行えます。この場合もセンターコンソールからの操作が可能です。
さらに、助手席側には17インチの格納式ディスプレイが設けられています。主に乗員向けエンターテイメント装備として使えるよう、手振りだけで操作できる設計になっており、そのために装置下端に赤外線LEDと立体カメラを備えています。これによりゆったりと座れるリアシートからどこにも触れることなく、 お好みの映画を選んで鑑賞することができるようになりました。
後席からこの助手席側のエンターテイメント画面がはっきり見えるようにするため助手席シートは電動可倒式とし、後席からボタン1つで調節できるようになっています。この画面は運転席からは見えないので、 ドライバーの注意が逸れることはありません。
ドアも手振りで簡単開閉
車外からのガルウィングドアの開閉も、 ドアに触れる必要はありません。 ただ手を振る動作だけですべての操作が行えます。この手振り操作に対応する装置はリアサイドウインドウに内蔵されています。
車外からのドア開閉はスマートフォンでも行えます。車内からの開閉はボタン操作で、ボタンは前後に設けています。
十分な後方視認性を確保
F 125! では、通常のリアビューミラーに代えて高解像度ワイドイメージディスプレイを採用しています。 ハイマウントストップランプ内に後ろ向きに設置した立体カメラの映像を表示します。これにより、後方の道路状況を十分に確認できます。また、ドアミラーが不要となったため、通常のドアミラーの位置には、ブラインドスポットアシストで使用するセンサーを内蔵したエアロシェープのフィン2個を設置しています。
また、後方確認立体カメラを採用することで映像表示の可能性が広がりました。例えば、「リアエンドのすぐ後ろの状況を表示する」「駐車スペースへの後退時に距離を測定する機能を利用する」「高速道路走行時により遠方の状況を映し出す」といった機能が可能になったのです。映像はつねに人の認知力に合わせて調整されており、道路状況をよりすばやく直観的に表示することで、はっきりと確認することができます。
アクティブセーフティおよび支援システム
ドライバーの負担を大きく軽減する新型支援システム
安全にすばやく、そして安心して目的地に到着できること、路上のリスクを見えない段階で検知し大きな危険になる前に認識する機能 ― F 125! の開発では、こうした新次元のインテリジェントモビリティも重要な項目となりました。これを実現するのがクルマと外部インフラストラクチャーの電子ネットワーク、 いわゆる「 “Car to X”通信」です。これは、車両どうしや車両と交通管理センターとの間で情報をやりとりする技術で、後続車両や対向車両に危険を警告し、適時かつ適切に対処できるようにします。
Car to X 通信では交通状況に関する情報が管理センターにも転送され、状況の展開を確実に予測したり適切な道路整備に活かしたりすることができます。またこの情報は道路利用者にも伝えられ、それにもとづいてルートを変更することや、目的地までの所要時間を最小限に簡単かつ安全に短縮することができます。
専用WLAN無線技術
混雑のひどい道路でも安全確実な通信を確保すべく、よく知られたWLAN規格にもとづく特別開発の無線技術を採用しました。情報は他の車両に直接送信されるか、路側に設置したステーションへと送信されます。通信相手が直接送信可能な距離にいない場合は、他の車両が中継(マルチホッピング)するか、一時保存した後に送信(ストア&フォワード)します。さらに、UMTSなどの双方向無線を搭載し、WLANでカバーできない区間(路側インフラストラクチャーがない場所など)を補ったり、付加価値サービスを提供したりすることができます。
その応用例としては緊急車両が接近してきた場合、 ドライバーがその姿や音に気づく前に余裕を持って警告したり、優先権が分かりにくい交差点などで他の車両が優先権を持つ場合に注意を与えたり、路上前方の障害物や歩行者についての情報を迅速・正確に中継したりする機能が考えられます。
また、交差点のネットワーク化、最適速度の提示、交通信号周期の最適化により、青信号が連続するようにし、効率的な走行を実現します。このように、この未来のツーリングセダンは発生頻度の高い多くの走行状況におけるドライバーの負担を軽減し、リスクの原因を除去することで走行の安心感をいちだんと高めるのです。
半自動運転を実現するアドバンスト ・ドライビングアシスト
快適性に関しては頻繁に行う特定の運転操作を自動化できるアドバンスト・ドライビングアシストを搭載することで、大きな進歩を遂げました。 たとえばこのアドバンスト・ ドライビングアシストは、一方通行の複数車線道路で一定車線でのクルージング(直前車両の有無は問いません)や安全な自動車線変更を行うほか、開発がさらに進んだ段階では自動追い越しも可能となります。
この自動操作の実行に当っては、F 125! が前後方向と横方向の車両の運動を制御しながら、 センサーで他の道路利用者をつねに監視するため、ドライバーは命令を発し、手をステアリングホイールの上に軽く乗せたままゆったりと休んでいればよいことになります。ただし、通常の運転への切り替えはつねに可能です。
エクステリアデザイン
豊かな表情と独自性 : 未来のスポーティツーリングセダン
F 125! はスポーツセダンの従来のコンセプトを根底から覆しました。官能的なスポーツ性とドロッピングラインを含めたボディ表面の劇的かつ有機的な処理は、メルセデス・ベンツの現在のデザイン戦略を新しい方向へ発展させたものです。2枚のガルウィングドアは駐車スペースにおいても乗降がしやすく、開閉メカニズムは後部左右の三角ドアパネルに目に付かないよう内蔵されています。ドアミラーとドアハンドルを廃止するとともに、フロントフェンダーを統合した接合部のない一体成形ボンネットを採用することで、ボディの輪郭から必要不可欠なもの以外を排除したため、空気抵抗係数 が低減されました。また、電動で張り出すリアラゲッジモジュールにより、トランクへの荷物の積み下ろしが楽に行えるようになりました。
ボディはパッセンジャーコンパートメントを大きく前に移動させたプロポーションの大幅変更により、1つの鋳型から鋳出したようなまとまり感があります。前後のオーバーハングは最小限に抑えています。このレイアウトによってホイールベースを長く取り、大型ガルウィングを設けると同時に最大限の室内スペースを確保することが可能になりました。クルマの側面全体を開いて人を車内にいざなうガルウィングドアは、このエクステリアの象徴となっています。このためエクステリアとインテリアがあたかも融合し、独自の印象深い造形を生み出しているように見えます。また、Bピラーがないことも後席への乗降性を高めています。
独特なLEDヘッドライトを採用した目を惹くフロントエンド
フロントエンドはスポーティなプロポーションを持ち、他の部分と調和しています。最も目立つのはフロント構造に埋め込まれた革新的なグリルです。 メルセデス ・ ベンツのクラシックなラジエターグリルを思わせるとともに、このブランドのまぎれもない象徴となっています。これは燃料電池駆動システムを搭載することで必要な吸気や冷却気が大幅に少なくなっていることからも、意義のあるデザインと言えます。接合部がまったくなく、F 125! のシルエットが持つスポーティさを強調するボンネットは、中央が窪んだ形をしています。また、浮き出たようなエアロフォルムのフロントフェンダーは、フロ ントの幅を広く見せる効果をもたらしています。
ラジエーターグリルを挟むLEDヘッドライトは細くダイナミックな形でフロントエンドに引き締まった表情を与えており、他の多くのデザインと同様に高品質で先端的な雰囲気を醸し出しています。 デザインと機能、エネルギー消費の兼ね合いについては、開発プロセスの中で最適化を図りました。例えば、ロービームの消費電力は、通常のヘッドライトに比べて100W少なくなっています。
大きく張ったように見えるボンネットは中央が窪んでいます。いわゆるドロッピングラインはラジエーターグリルからフロントホイールの上をへてリアへ向けて大胆に下降し、そこで精密なエッジを形成しています。このドロッピングラインの下のサイドウォールは、 凹凸面を交互に配することでアーチを描く有機的なデザインとなっています。このたくましいアーチは、フロントホイールを抱きかかえるかのようにフロントの方が曲がりが大きくなっています。 リアアクスルにかかる力強いショルダーはベルトラインから立ち上がり、リアへ向けてエアロフォルムを形成しますが、リアコンビネーションランプによって突然断ち切られています。
ホイールは電気モーターの銅線コイルにちなんだ銅色のスポークをあしらい、搭載した駆動技術を視覚的に表すデザインです。
内向きにカーブしたC字形のリアコンビネーションランプは、リアエンドの最大の特長であり、 F 125! のボディの幅と力強い構えを強調しています。リアエンドの中央部は電動引き出し式となっており、ラゲッジルームへの荷物の積み下ろしが楽に行えます。リアの下部では、2つのエアロダイナミックフィンが、宙に浮いたようなディフューザーとの区切りとなっています。
静穏かつ躍動的 : 二律背反を克服した F 125!
ルーフ構造は有機的に立ち上がっていて、Aピラーはフロントエンドから「腱」のように上昇しルーフに融合しています。スポーティなリアエンドでルーフを支えるCピラーはメルセデス ・ベンツのクーペモデルに見られる、下降しながらしだいに細くなるデザインを採用しました。ドアを開いたときに見える大胆なエントリーライン(Eライン)はエレガントな曲線を描いています。このEラインとベルトライン、ドロッピングライン、それにシルプレートの後方へせり上がる「カウンターライン」は、たくましいボディに漲る力を象徴するとともにボディ全体に調和をもたらしています。
サイドシルのすぐ上を走るコントゥアライトによる特殊なナイトデザインは、側面からの視認性を高める効果があります。夜間にはこの「コントゥアライン」がブルーの連続した光の帯となり、側面視認性を高めます。 また、ドアの下端の下には、炭素繊維を表面に施したカバーがあり、構造一体型水素コンポジット貯蔵装置を囲んでいます。
F 125! のデザインは「劇的な調和」という印象をもたらすもので、フロントエンドに集中するラインが力強く前進するかのような、ダイナミックな外観にアクセントを与えています。 メルセデス ・ベンツデザイン主任のゴードン・ ワグナーは次のように話しています。
「エクステリアに、静穏でしかも躍動的というコントラストを生み出しました。とくに力がみなぎるのが、エレガントで力強いフェンダーとホイールです。ホイールは、電気モーターの端子やコイルを象徴するとともに、搭載している駆動システムをも視覚的に表現しています」
インテリアデザイン
ラウンジのような雰囲気
インテリアも未来志向の高級な雰囲気を醸し出しています。斬新なデザインラインは自然にならったもので、ウッド、アルカンターラ、シルクを交互に織りまぜています。 線と面は張りつめたたくましいものから波のように動きのあるものまで変化に富み、つねに流動しているように感じられます。装飾は明るい色のウッドを重視し、室内全体に あしらいました。サイズをできるだけ小さくして形を周囲に溶け込ませたスイッチ類は、いたるところでこの天然素材の中に埋め込まれています。
センターコンソールはダッシュボードから流れ出て、運転席を囲むようにカーブを描いています。 ステアリングは、中央に配した大きなスリーポインテッドスターから3本の幅の広いウッドスポークが伸びてゆくデザインです。エクステリアのサイズはEクラスに近いのに対して、室内は現在の S クラス ・ロングホイールベースモデルを思わせる余裕のあるサイズとなっています。
さらに、F 125! のインテリアでは対照的でエモーショナルな2つの要素を組み合わせています。 すなわち、コックピットにはきわめてスポーティでドライバー志向のデザインを採用する一方、後席は非常にくつろいだラウンジエリアとしています。また、 このコントラストをデザイン的に強調すべく室内の色彩にも変化をもたせ、前席左側に暗い色、後席右側に明るい色を配しています。
後席は究極の快適性を提供
F 125! のインテリアコンセプトは、走りの喜びや快適性といったメルセデスブランドが掲げる中核的価値を直接感じられます。意図的に採用した際立つ非対称性(通常の前と後ではなく、左と右に分割)は、これまでとは異なった使い方を考えたデザインです。リアシートのバックレストはセンターコンソールやドアの後席部分に設けたスイッ チにより、垂直に近い姿勢から寝椅子のようなポジションへと動かすことができます。シートクッションが前に伸び、 フットレストが展開した状態で気持ちよく休むことができます。
これと同時に助手席が前方へ移動するため、後席の空間がさらに広くなるとともに、助手席エリアにある17インチディスプレイがよく見えるようになります。この移動は手振りのみで操作できます。
なお、 F 125! の形状は技術的な研究開発を担当する各部門と、ジンデルフィンゲンおよびカールズバッド(米国)にあるアドバンスト ・デザインスタジオとの間の緊密な共同作業によりデザインされました。また、斬新なインテリアはイタリア・コモにあるメルセデス ・ベンツ・デザインセンターにより開発されたものです。
成果をあげる研究から量産への技術移転
1980年代初め以来、メルセデス ・ ベンツが発表したリサーチカーは14台にのぼります。 1981年のAuto2000から現在のF 125! にいたる一連のリサーチカーは、 メルセデス ・ ベンツの技術陣が先見の明をもって研究や技術の中心的課題に一貫して取り組み、未来に向けた革新的な製品や技術を開発してきたことを証明するものです。 リサーチカーに採用され当時は革命的と考えられたシステムでも、現在ではメルセデ ス ・ ベンツの量産車に採用されているものが数多くあります。改良型燃料電池駆動システムもその一つです。最初は2005年10月、 F 600 HYGENIUSに搭載されましたが、 2009年末、 B クラスF-CELLの量産化にともない実用化されました。
F 125! もこの流れを受け継ぐリサーチカーであり、先代のリサーチカーと同様、駆動、 快適性、安全性に関する重要な革新技術を搭載するとともに、前衛的なデザインを採用しています。 メルセデス ・ ベンツは2025年以降も「魅惑と責任」を提供しつづけることを目指していますが、 F 125! はメルセデス ・ ベンツの今後の量産化の方向性を指し示しているのです。
排ガスを出さないモビリティ実現への道
メルセデス ・ベンツが目指すところは、ひとりひとりのユーザーのニーズにぴったりと合ったクルマをお届けすることです。そのため、「持続可能なモビリティへ向けたロードマップ」において3つの取り組みを掲げています。
1. クリーンかつ高効率な内燃エンジンの最適化
2. ハイブリッド化によるいっそうの効率化
3. 燃料電池および電気駆動によるゼロエミッションビークルの実現
F 125! は、「適切なレイアウトを採用すれば、大型ラグジュアリーカーにおいても電気自動車が可能である」という事実を実証したリサーチカーです。この点に関して燃料電池は、最高の環境適合性を確保しながらすぐれたパフォーマンスや走りの楽しみに関するメルセデスユーザーの期待に応えることができる、最も有望な技術となっています。
燃料電池 : 明日のモビリティを実現する大きな原動力
メルセデス ・ ベンツの燃料電池テクノロジーは、今年実施して成功を収めたBクラス F-CELLワールドドライブにおいて、すぐれたパフォーマンスと日常の足としての適性をすでに実証しました。そのメリット(航続距離が拡長、補給時間が短い、ゼロエミッショ ン)は誰の目にも明らかです。
しかし、その燃料電池にも新しい駆動システムが抱える問題がつきまとっています。 それは、代替駆動システムには代替インフラストラクチャーが必要という事実です。燃料電池の場合、水素補給ステーションの整備が必要となります。このため、自動車を発明したメルセデス ・ ベンツでは産業界や政界のパートナーと力を合わせ、適切かつ対象地域全域を網羅するインフラストラクチャーの整備をさらに進めています。
直近ではシュツットガルトに本社を置くダイムラーと技術企業リンデグループが提携し、水素燃料電池車向けのインフラストラクチャー整備を進めています。両社は今後 3年間でドイツ国内に水素補給ステーションを20 ヶ所増設、燃料電池車の着実な増加に対応して、再生資源のみを利用して生産した水素を確実に供給できる態勢を整える計画です。
この取り組みは水素と燃料電池技術のための国家革新計画(NIP)が支援する既存のインフラストラクチャー整備事業「H2モビリティ ・アンド ・クリーンエナジー ・パートナーシップ」を補完するものです。この例が示すように、 ドイツは水素インフラストラクチャー整備において国際的にも優位に立っています。
未来のモビリティ――明日を築くユートピア
かつて「自動で走る車両」の発明に道を開いたのは、先見の明ある空想家たちでした。最初の歩みは19世紀末の技術環境の中で始まりました。蒸気機関が動力として優位を占めていたこの時代、各地に蒸気機関車が導入され、線路が敷設されていきました。馬車型車両に小型の内燃機関を搭載することで、鉄道とは別に個人が容易で快適に 移動できる手段を実現しようという考えは、当時は空想的と見られていました。
希望の兆しはほとんど見えてきませんでした。当時世界一の工業国であったイギリスは蒸気機関の改良に躍起となっていましたし、世界第二の工業の中心だったパリは政情不安に悩まされていました。 また、当時のそのほかの一流の工業国でもカール ・ ベンツやゴットリープ ・ダイムラー、ヴィルヘルム ・マイバッハ、ルドルフ ・ディーゼルといった先見の明ある技術者や空想家たちを取り巻く状況は、 けっして明るいものではなかったのです。それでも彼らはひるみませんでした。 そして今回のF 125! で、メルセデス ・ベンツはふたたびこのパイオニア精神を発揮したのです。
F 125! ―― 「排出ガスのないクルマ」を目指して
メルセデス ・ ベンツの新型リサーチカー F 125! は、大型ラグジュアリークラスで排出ガスを出さないクルマを実現するビジョンを具体化したものです。 F 125! は未来の クルマがゼロエミッション、持続可能性、快適性、 デザインの魅力といった条件を兼ね備えたものになることを明らかにしました。こうして技術およびデザイン面での革新を実現するとともに、化石燃料に依存しない社会への方向性を指し示しています。
ただ、当然ながらこの1台だけで未来のモビリティの全体像を描くことはできません。そこには自然を手本とした「循環型経済」の方向性を目指す社会的、政治的取り組みが含まれるべきだからです。 ドイツや他の国々ではエネルギー政策の逆転が論じられ、部分的に実施されていますが、 これは今後のあり方を示す兆候と言えるでしょう。
未来のモビリティの効率や利便性に関する他の前提条件は、インターネットメディア間の緊密なネットワーク化を通じてすでに整備が進んでいます。いつでもどこでもアクセスできるデータバンクとしての「クラウド」の次に来る大きな段階は、あらゆる物理的な「モノ」をネットワーク化する「モノのインターネット」です。 F 125! で実現したデータネットワークへの一体化や高度支援システムの拡張は、快適性と安全性の融合がすでに始まりつつあることを示しているのです。
明日のモビリティ : ストレスを減らし、楽しみを大きく
日常の足についての未来図は道路利用者の間の区別がなくなり、交通標識もほとんど不要となることを予測しています。魚や鳥の群れのように情報の有効活用によって衝突を回避し、効率を高め、インフラストラクチャーは省スペースが進み、モビリティはストレスの少ないものとなるでしょう。排出ガスを出さないクルマにはこのほかにも多くの好ましい副次効果が現れ、 それによって世界は変わっていきます。都市の混雑した幹線道路は、騒音や排ガスがなくなって、再び暮らしやショッピングに楽しく利用できるようになります。バイバスは他の用途に利用されるようになり、現在のような居住/商業地区と交通利用地区との区別がなくなります。そして都市では新しい革命的な建築方法が可能になります。
F 125! は、こうしたすべてのユートピア思想に目に見える形で寄与します。もちろん、走りの喜びもしっかりと押さえながら。
*記載の数値・データ・仕様はすべて欧州仕様、もしくは社内参考値です。