2017年
5月
31日
|
00:00
Europe/Amsterdam

新型「Eクラス クーペ」を発売

サマリー

・ 流麗かつスポーティなエクステリア

・ 乗員4名が長距離ドライブでも快適に過ごせる広い室内空間

・ 完全自動運転にさらに近づく革新的な安全運転支援システムを標準装備

メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、「Eクラスクーペ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、本日より発売します。

メルセデス・ベンツ Eクラスクーペは、1968年に発表されて以来ほぼ50年の歴史の中で開発されました。初代の250 Cおよび280 CE(114/115シリーズ)から同モデルのセダンをベースに2ドアモデルとしてAピラーより後ろをクーペ専用デザインとしています。いつの時代も流麗なルーフライン、サッシュレスウィンドウとBピラーレスによる広い車窓を特長としてきました。クーペでありながら乗員が快適に過ごせる室内空間とラゲッジスペースを確保し、最新の安全技術を搭載することで利便性と安全性も兼ね備えています。

新型「Eクラスクーペ」は、セダンと同様の安全性と快適性を実現し、特に混雑時や高速道路での渋滞の際に自動運転によりドライバーにかかる負担を大きく軽減する機能をはじめとした安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」などの革新技術や、メルセデス・ベンツの最新デザインを取り入れ、流麗かつシンプルで美しい曲線美をボディサイドに取り入れたスタイリッシュなエクステリアと上質なインテリアを備えています。

デザイン

新型Eクラスクーペの特長の1つは、エクステリアデザインです。メルセデスクーペの伝統的プロポーションである、流れるように美しいルーフライン、そのラインが流れ着く大胆で力強いリアエンドを踏襲しています。

フロントセクションは、ダイヤモンドグリルとパワードームを備えたボンネットによりスポーティな性格を強調しています。

サイドビューは、フロントセクションから低く立ち上がるAピラーと、高い位置を走るベルトラインとサッシュレスドアにより、メルセデスクーペ伝統のプロポーションを形成しています。控えめでシンプルなラインと官能的な面、そして陰影の効果が相まって美しくエレガントなエクステリアを表現するとともに、スポーティかつ力強さも強調しています。特にこれまではクーペ独特のリアホイールアーチの後ろまで長く伸びたドロッピングラインで表現していたリアのショルダー部を、なだらかな曲面のみで表現していることが大きな特長です。また、ベルトラインも控えめにすることで、シンプルでありながら光と影が強いコントラストを生み出し、美しく彫刻的な造形を実現しています。

リアは、メルセデスのクーペが持つすっきりと水平にトランクリッドにまで伸びる2分割構造のLEDリアコンビネーションランプが特長です。すでにセダンとステーションワゴンに搭載されている、夜間にリモコンキーで開錠すると、車幅等が約3秒間青く点灯することで乗員をお迎えする「カミングホームファンクション」に、新型Eクラスクーペではリアにも同様の機能を加えました。ドアを開錠すると、リアコンビネーションランプのLEDが車体中央側から外側に向けて順に点灯。施錠時には反対方向に点灯します。さらにいずれの場合も、上下方向の減光機能との組み合わせとなっています。

リアコンビネーションランプには、セダンとステーションワゴンにも採用されている満天の星空の輝きを想起する「クリスタルルック」を採用しています。革新的なリフレクターテクノロジーにより後続車からの視認性を高めるだけでなく、状況によって発光量を調整することで眩惑を防ぎます。

新型Eクラス クーペのインテリアは、スポーティなエモーション(感情)とラグジュアリーなインテリジェンス(知性)を融合させました。

新型Eクラスクーペの室内には2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを設定しています。この2つのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素となっています。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るべきさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備えています。なお、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類の中からお好みで設定することができます。

スポーティな雰囲気を醸し出す装備の1つがエアアウトレットです。タービンエンジンをイメージしたフォルムを持つこの送風口は、細部にいたるまで綿密なスタイリングが施されているほか、全体がシルバーシャドー仕上げとなっています。

新型Eクラスクーペはタッチコントロール機能をステアリングに備えています。スマートフォンなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンは、縦方向および横方向のスワイプに正確に反応します。メニュー項目の選択はスワイプ、確定はそのままボタンを押し込むだけです。これにより、ドライバーはインフォテイメントの各機能の操作やシフトレバーなどアクセルとブレーキ以外のほとんどの操作をステアリングから手を離すことなく簡単かつ機能的に操作することができます。

先代モデルに比べてボディサイズが大型化したことで、室内空間と快適性が向上しました。特に後席レッグルーム(+74mm)と後席ショルダールーム(+34mm)、そして後席ヘッドルーム(+15mm)です。クーペならではのセパレートタイプのシート4席は、運転席もその他の席も長距離ドライブの際の快適性に優れるとともに、級感を醸成するデザインをふんだんにあしらうことで、スポーティラグジュアリークーペならではの上質感を演出しています。

*1: 数値は全て欧州仕様参考値

上質な素材と現代的な色彩があいまって生み出される、スポーティで現代的なラグジュアリー。インテリアカラーは、落ち着きのあるブラック、スポーティさを演出するレッド/ブラック、そしてEクラス専用色としてクールで洗練されたヨットスタイルを演出するベージュ/ヨットブルー*2の3つの組み合わせをご用意しました。

*2: E 200 クーペを除くモデルに設定

室内照明には、長寿命・節電型のLEDのみを使用しています。改良型アンビエントライトも同様で、選べるカラーが64色と、カスタマイズの可能性を大きく広げました。なお、アンビエントライトが彩る主な部分は、ダッシュボード下部からドアパネル、センターコンソール、コックピットディスプレイ、前・後席足元などです。

インテリジェントドライブ

メルセデス・ベンツの自動運転開発の次のステップとなる技術は、特に高速道路での渋滞の際に、自動運転機能によりドライバーにかかる負担を大きく軽減するシステムです。先行車との車間距離のみならず周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況が大幅に拡大しました。しかも、車線が不明瞭または表示されていない場合には先行車を追従します。また、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減します。ドライブパイロットのその他の革新技術、「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更します*1。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載しました。

*1:高速道路を走行中かつステアリングパイロット作動時に起動します。

メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。

モデル

ステアリング

エンジン

メーカー予定小売価格

( )内は消費税抜き車両本体価格

E 200 クーペ

2.0L、L4 直噴

ターボ

6,820,000

(¥6,314,815)

E 200 クーペ スポーツ

2.0L、L4 直噴

ターボ

7,500,000

(¥6,944,445)

E 300 クーペ スポーツ

2.0L、L4 直噴

ターボ

8,350,000

(¥7,731,482)

E 400 4MATIC クーペ スポーツ

3.0L、V6 直噴

ツインターボ

10,370,000

(¥9,601,852)

*2:上記のメーカー予定小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。

なお、「Eクラス クーペ」には、新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンスサービスと24時間ツーリングサポートを無償提供する総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンス プラス*3」をご用意しています。

*3: 新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となります。