2009年
9月
3日
|
02:00
Europe/Amsterdam

輸入車初のハイブリッド車「Sクラス HYBRID ロング」を新発売

メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:ハンス・テンペル、本社: 東京都港区)は、メルセデス・ベンツの最高級セダン「Sクラス」に大幅な改良を施すとともに、輸入車初のハイブリッドモデル「Sクラス HYBRID ロング」を追加し、本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売いたします。
なお、「Sクラス HYBRID ロング」は正規輸入車初のエコカー減税対象車です。
メルセデス・ベンツのフラッグシップセダンであるSクラスは、いつの時代にも、安全性・快適性・環境適合性のすべての面で世界の高級車の指標として高い評価を受け、現行型Sクラスにおいては2005年10月発売開始以来累計18,500台以上の販売台数を誇る、このセグメントのトップセラーモデルです。
大幅な改良を行なったSクラスの主な変更点は以下の通りです。
  •  輸入車初のハイブリッドモデルSクラス HYBRID ロング」導入
  •  内外装デザインの一新、車内エンターテインメント機能の充実
  • 安全装備の充実
  • 走行性能/シャーシ性能の向上
  • メルセデスの最新環境適合技術「BlueEFFICIENCY」の採用
  • モデルラインアップの一部変更
Sクラス HYBRID ロング
輸入車として初めてのハイブリッドカー
ラグジュアリーセダンとしては最高レベルの燃費効率と最小レベルのCO2排出量
量産ハイブリッド車として世界初搭載のコンパクトなリチウムイオンバッテリーと、小型軽量設計のハイブリッドモジュール
ブースト機能、回生ブレーキ、ECOスタートストップ機能
輸入車初のエコカー減税対象車

Sクラス HYBRID ロングは、ガソリンエンジンを搭載したラグジュアリーセダンとしては世界最高レベルの燃費効率と最小レベルのCO2排出量を実現した、輸入車初のハイブリッドカーです。
ベースとなる3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンは、Sクラス HYBRID ロング専用に熱効率を改善する大幅な改良を施しています。
このガソリンエンジンと組み合わされる新開発ハイブリッドモジュールは、エンジンとトランスミッションの間に組み込まれた薄型の電気モーターと、量産ハイブリッド車初のリチウムイオンバッテリーなど、徹底した小型軽量設計により重量増はわずか75kgに抑えることに成功しました。
またこのリチウムイオンバッテリーは、従来のカーバッテリーと同様にエンジンルーム内に設置されるため、これまでハイブリッドカーの欠点とされていたトランクスペースは通常のガソリンモデルと同じ容量を確保することができました。
最大160Nmのトルクを発生する小型電気モーターは、発進時や加速時などトルクを必要とする際に「ブースト機能」としてガソリンエンジンをサポートしエンジンの負荷を減らす一方、減速時にはジェネレーターとして運動エネルギーを回収しバッテリーを充電する「回生ブレーキ」として機能します。さらに、減速して時速15kmを下回るとエンジンが停止し、アイドリングストップ状態となる「ECOスタートストップ機能」が燃料消費低減に大きく貢献しています。その結果、 S クラス HYBRID ロングの燃費( 10 ・ 15 モード 11.2km/L ) は、 S 350 に比べ約 30 %向上しています。
なお、バッテリーの充電状態やモーターのアシスト状態は、エナジーフローディスプレイとしてメーターパネル内のマルチファンクションディスプレイにリアルタイムに表示されます。
Sクラス HYBRID ロングの排ガス性能は、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を取得しており、さらに「平成22年燃費基準+25%達成」の認定も獲得したことにより、正規輸入車初のエコカー
減税対象車として、自動車取得税・重量税が100%減免されます。
 
【内外装デザインの一新】
新デザインのフロント/リアビュー、ドアミラー
シートやウッドトリムなどいっそう質感を向上した贅沢なインテリア
地上デジタル放送対応TVチューナーなど車内エンターテインメント装備の充実
新型Sクラスの外観は、フロント、リア、ドアミラーおよびアルミホイールのデザインを一新し、精悍さと高級感をより高めています。
フロントデザインは、クロームトリムとLEDナイトドライビングライトを加え高級感とワイド感を強調したフロントバンパーや、より立体的となったフロントグリル、そしてLEDを多用してシャープで美しいヘッドライトユニットなどにより、いっそう存在感を高めています。さらにS 600 ロング、S 65 AMG ロングにはツインクロームデザインの専用
フロントグリルを採用し、V12モデルならではの特別な威厳を醸し出しています。
リアビューは、ワイド感と精悍さを強調するエグゾーストエンド一体型デザインのリアバンパー、52個ものLEDを使用し後方からの視認性を高めるともに、煌びやかでスタイリッシュなデザインのLEDリアコンビネーションランプを採用しています。
スタイリッシュなアローデザインを採用したドアミラーは、鏡面を拡大し後方視認性を高めるとともに、優れた空力特性により燃費向上と風切り音を低減しています。
また、全モデルともアルミホイールのデザインを一新しています。
内装は、立体感を増した新デザインのシートを採用するとともに、ウッドトリムや
クロームパーツを拡大し、より一層贅沢な質感となりました。さらに夜間の室内を美しく彩るアンビエントライトは、オレンジ、ホワイト、ブルーの3色から選択切替え可能となりました。
オーディオビジュアルやナビゲーションシステム、携帯電話ハンズフリーなどを集中的にコントロールするCOMANDシステムは、新たに地上デジタル放送(12セグ/ワンセグ自動切替)対応テレビチューナーを採用するとともに、充電機能付の携帯
電話接続ケーブル(NTTドコモFOMA用)を装備しました。
【安全装備の充実】
事故を未然に防ぐ安全装備の採用(レーンキーピングアシスト、アダプティブハイビームアシスト、アテンションアシスト、ナイトビューアシストプラス)
SRSニーバッグ(運転席)を装備
新型Sクラスは、事故を未然に防ぐための最新の安全装備を採用しています。
走行中に不注意で車線を逸脱した場合、ステアリングが振動しドライバーに注意を促すレーンキーピングアシスト*1をはじめ、ヘッドライトの照射範囲を自動的かつ連続的に調整し、対向車や先行車を眩惑することなく夜間の最大の視界を確保するアダプティブハイビームアシスト、ドライバーの運転特性を解析し、長時間走行時にドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシスト*2を標準装備しました。
(*1 レーンキーピングアシストはS 350には非装備、2*アテンションアシストはHYBRIDには非装備です)
また、夜間走行時に赤外線カメラを用いて車両前方90mまでの範囲の画像を映し出すナイトビューアシストには、歩行者を認識し画面内にフレームで強調する歩行者検知機能を新たに加えたナイトビューアシストプラスとなりました。
(S 600 ロング、S 63 AMG ロング/S 65 AMG ロングに標準装備)
さらに、衝突の際、運転者の膝への衝撃を軽減する SRS ニーバッグを採用しました。
 
【走行性能/シャーシ】
操舵角によってギア比が変化するダイレクトステアリングを採用
コーナリング時にブレーキを用いて安定した車両姿勢を維持するトルクベクトリングブレーキを装備
新型Sクラスには、ステアリングの舵角に応じてギア比が変化する「ダイレクトステアリング」を標準装備し、優れた直進安定性と俊敏なハンドリング、低速走行時の取り回しのよさを両立しています。 
またコーナリング時に、ブレーキを用いて各車輪を制御しハンドリングに違和感を与えることなく正確に車両姿勢をコントロールし安定したコーナリングをもたらすトルクベクトリングブレーキを装備しました。    (SクラスHYBRID ロングには非装備です)
さらに、ABC(アクティブボディコントロール、S 600 ロング、S 63 AMGロング、S 65 AMGロングに装備)の機能として、高速走行時に横風を検知すると各ホイールの荷重配分を制御し、横風の影響を低減し安定した高速直進性を実現する横風制御機能を追加しました。
 
【メルセデスの最新環境対応技術「BlueEFFICIENCY」】
燃費向上、CO2排出削減に向けメルセデスが推し進める環境対応技術コンセプト「BlueEFFICIENCY(ブルーエフィシェンシー)
BlueEFFICIENCYパワートレイン」として開発された「Sクラス HYBRID ロング」
燃費効率向上に寄与するさまざまなBlueEFFICIENCY技術」
メルセデス・ベンツならではの卓越した安全性や快適性、走行性能を犠牲にすることなく、燃費の向上とCO2排出削減を目指すこと、そのために開発されるパワートレインや新しい技術、コンセプトをBlueEFFICIENCY (ブルーエフィシェンシー)としています。
新型Sクラスにおいても、さまざまなBlueEFFICIENCY (ブルーエフィシェンシー)技術が注ぎ込まれ、燃費向上、効率向上に貢献しています。
とりわけ S クラス HYBRID ロング に搭載されているハイブリッドテクノロジーは来たるゼロエミッション時代に向けた大きな第一歩であり、「ブルーエフィシェンシー」の
大きな柱の一つです。
また「ブルーエフィシェンシー」のさまざまな技術はガソリンエンジンモデルにも搭載されています。転がり抵抗を最大10%低減したタイヤや、ガソリン吐出量をきめ細かく制御する燃料ポンプ、アシスト状況に応じてポンプの駆動を制御しエンジン負荷を低減するECOパワーステアリングポンプ、空気抵抗を低減するドアミラー形状など、細部にわたって燃費向上に貢献するテクノロジーを使用しています。
Sクラス HYBRIDロング、S 350S 550およびS 550 ロング、S 550 ロング 4MATIC、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を、S 63 AMG ロングは「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」認定を取得し、優れた環境適合性を実現しています。
【モデルラインアップ】
Sクラス HYBRID ロング」を新規導入
S 550 4MATIC ロングを導入
新型Sクラスのラインアップは、「Sクラス HYBRID ロング」を加え、より幅広いものとなりました。またSクラスの四輪駆動モデル「S 550 4MATIC」は、ロングボディ仕様の「S 550 4MATIC ロング」に変更し、オーナードライバーからショーファードリブンまで、用途を問わず安全で快適な走行性をオールシーズンお楽しみいただけます。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
モデル
ステアリング
メーカー希望小売価格 (  )内は消費税抜き車両本体価格
S 350 (3.5L V6)
左/右
¥10,500,000 (¥10,000,000)
S 550 (5.5L V8)
左/右
¥13,600,000 (¥12,952,381)
HYBRID ロング(3.5L V6 + ハイブリッド)
¥14,050,000 (¥13,380,953)
S 550 ロング (5.5L V8)
左/右
¥15,100,000 (¥14,380,953)
S 550 4MATIC ロング (5.5L V8)
¥15,700,000 (¥14,952,381)
S 600 ロング (5.5L V12 ツインターボ)
¥20,500,000 (¥19,523,810)
S 63 AMG ロング (6.3L V8)
左/右
¥22,300,000 (¥21,238,096)
S 65 AMGロング (6.0L V12ツインターボ)
¥30,400,000 (¥28,952,381)
*上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
なお、新型Sクラスにも、メルセデス・ケア(3年間走行距離無制限の無料修理・無料
メンテナンスと24時間ツーリングサポート)が適用されます。また、メルセデス・ケアの一般保証および24時間ツーリングサポートを有償にて最大2年間延長するプログラム「My Mercedes サポート」もご用意しております。
本件に関する報道機関のお問合わせ先:メルセデス・ベンツ日本株式会社
製品広報課TEL :03-5572-7225
本件に関するお客様のお問合わせ先:MERCEDES CALL :0120-190-610
メルセデス・ベンツホームページ:www.mercedes-benz.co.jp